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白石一文 「もしも、私があなただったら」

2006.11.01

もしも、私があなただったら 感想



でわ、白石さんの「もしも、私があなただったら」、感想です。

白石さんの作品は、いつもサラリーマンとしての仕事の裏、やっていることの結末に対する摂理、自分では思いもよらなかった成り行きなどが、結構リアルに描かれていて。
最初、九州で、「ブランケット」という、あまりはやっていないウィスキー専門のバーを営んでいる人が、その裏にはバリバリと、最前線で仕事をしていた過去があり。
そして、友人の奥さんとの淡い恋に至らぬ恋の記憶があり。

そんな過去が、また今とつながり。
そして、「もしも、私があなただったら」という言葉に翻弄され。
実は、そうするべきであった別の人生に、もう一度レールを切り替える瞬間。
しかし、そこには信用の置けないというか、信用したいのだけれど心のどこかで疑ってしまうような出来事が流れて。

結局、結論めいたものは読み終えてもやってこないのだけれども、そこには運命に翻弄された主人公の姿があり。
強い意志で運命を引き寄せる女性の姿があり。
その間には、相性というか、やはり運命と呼ぶべき切り開かれていく人生があり。

これが最後の恋であれば、それはハッピーエンドと呼びうる結末なのかもしれない。

白石さんは、別の作品でも書かれているとおり、「運命」や「定め」、「人として生きるために考えること」に対する深い考察を背景に、直接的にそんなことを書かなくても、それとなく、そしてそのまま、そういうメッセージを描いていく達人であると思って。
それがやはり、魅力なんだと。
そこには、うらやましくもある人生の発見がちりばめられているので。

今回の作品は、久々に読んだ白石作品として、予想をはるかに超えた読みやすさがあったです。
考えさせられる本の入門編、白石作品の入門編として、入りやすいと思うです。
お勧めです。

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2006.10.22

もしも、私があなただったら 読中記


cover

はてさて、白石さんの「もしも、私があなただったら」、読中記いってみますよ。
白石さんの作品は、本の部屋でも比較的検索エンジンからのアクセスが多いんですよ。
それほど、有名ではないような気がしますが、いやいや、それそれ。

話は、入り口から物凄い方向に動いていきます。
そこには、まだ謎があって。
段々と解き明かされる感があって。

そもそも、東京で会社勤めをしていた主人公が、九州で、「ブランケット」という、あまりはやっていないウィスキー専門のバーを営んでいるというところがいわく有りげ。

そこに、かつての親友の奥さんが突然に押しかけてくるのです。
その奥さんの旦那は、かつて主人公の啓吾も勤めた会社で、粉飾決済の容疑で会社を追いやられて。
ただ、その昔、啓吾が九州に帰ってくるときも、その奥さんとは人悶着があり。

その時のコトバ、それが主題である「もしも、私があなただったら」ということで。
さらっと書いてあるのですが、比較的思い言葉で。
それぞれの立場や状況、環境などを考えても、自分のことのように相手を考えること、できそうでできない。
そんなコトバが引っかかって、そして、また恋が生まれるわけです。

帯にあるとおり、「最後の恋」が始まる。
比較的、不倫の物語の多い白石さん作品ですが、今回の不倫はただならぬ不倫であって。
そして、そんな相手を信じられますか?
信じるってことはどういうことですか?

結構深く、深く、考えさせられるような予感がしつつ。
また、そのうちに作品の読中記か感想なぞ。

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2006.10.11

もしも、私があなただったら


cover

石田さんのIWGP6は、読み終わりました。
そして、白石一文さんの「もしも、私があなただったら」を読み始めました。
毎回、いろいろ考えさせられる、大好きな作家さんです。

帯には、、、。
「いまだからこそ、あの人と心が通い合う。」
「中年男の『最後の恋』の行方を緻密な心理描写を駆使して描く、
 白石一文懇親の書き下ろし恋愛小説!」
などと書かれており。

読み始めて思った。
なんて読みやすいんだろう、、、と。
今までの白石作品は、確かにだんだんと読みやすくなってきた感はありました。
いや、発売の順に読んできたわけではないので、だんだんというのは勝手な都合で。
そういう意味では、だんだんと合って来たというのでしょうか。
ここへきて、ぐいぐいです。

主人公は、49歳、啓吾。
九州で、「ブランケット」という、あまりはやっていないウィスキー専門のバーを営んでいるとか。
そこへ、昔の親友の奥さんから突然の電話。
その親友は、かつて啓吾も勤めた会社で、粉飾決済の容疑で会社を追いやられて。

帯に書かれた「最後の恋」がここに始まるようで。
いや、実に楽しみな感じで。

また、そのうちに作品の感想なぞ。

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