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伊坂幸太郎 「終末のフール」

2006.07.15

終末のフール ~8編目 深海のポール 感想


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直木賞では残念な結果となった伊坂さんの「終末のフール」、8編目「深海のポール」の感想なぞ。

他の物語で、再三登場のビデオ屋の店員さん。
その、店員さんが今回の主人公です。

これまた、他の物語で登場した、マンションの屋上に櫓を組み立てるお父さん。
結構とっぴな発想ながら、この最後の物語が結構いい。

「じたばたして、足掻いて、もがいて。
生き残るっていうのってそういうのだよ、きっとさ」

今回の作品集、隕石が落ちてくる、そして地球が終わるという究極の世の中での人と人との繋がり、人の生き様、そして人の温かみを描いているのですが、そんな、「死」というものを近い将来に直面させたシチュエーションでの、まさしく人が考えそうな事柄を、少しばかりハートウォーミングに表現しています。
繋がり方は正に伊坂作品。

そして、思った。
もっといろいろ、じたばたしたり、足掻いたり、もがいたりしてみるのもいいかもしれない。

そして、小田和正さんの歌を思い出した。
「こうしてこの時が、続けばと願ってから
人生はやがて、確かに終わると感じた」

確かに終わりが来るのであるのであれば、近い将来に「死」というものが待ち受けているのならば、あまり肩肘をはらなくても、もがいたりしてみるのもいいかもしれない。
別に、隕石が落ちることが決まって、3年後に地球が終わるのではなくても、人生にはやがて、確かに終わりがあるのだから。

また、そのうちに作品の読中記や感想なぞ。

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2006.07.09

終末のフール ~7編目 演劇のオール 感想


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さてはて、伊坂さんの「終末のフール」、7編目「演劇のオール」の感想なぞ。

「演劇とは、人生を漕ぐオールのようなものだ」
なので、演劇のオール。

今回の主人公は昔劇団に所属していて、才能が無いと認めて実家に戻ってきた女性。
そんな女性が、演劇の延長線上というか、演じているだけというか、仮の家族の輪を広げていく。

偽おばあちゃん、偽妹、偽子供。
偽ではあるけれど、繋がっている。
それぞれ別々に演じていたのが繋がっていく。

この乱世のご時勢に、ほのぼのというか、心温まるお話。
いや、このご時勢だからこそ、こういうことが出来るのかも。

また、そのうちに作品の読中記や感想なぞ。

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2006.07.01

終末のフール ~6編目 天体のヨール 感想


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そして、伊坂さんの「終末のフール」、6編目「天体のヨール」の感想行きます。

今回の物語は、のっけから首吊り自殺をする主人公。
自殺は失敗し、不意に鳴る電話。
電話の相手は二ノ宮。
何でも、新しい小惑星を見つけたとか。

死ぬ前に一度会いに行こうと主人公は二ノ宮の下へ。

主人公は奥さんを終末の混乱で亡くし、そして、、。
大学時代に出会った奥さんとの思い出。
二ノ宮と大学へ向かい。

人類を終末に向かわせる小惑星と、二ノ宮が新しく発見した小惑星。
奥さんを亡くした理由に自分を責める主人公、復讐、思い出。
果たして救いはあるのか。

終末を迎えるという世の中の混乱は、そこにいろいろなものをもたらせるのだけれど、何でもありの時代にあるひとつひとつの気持ちが、伝わってきたりするんです。

また、そのうちに作品の読中記や感想なぞ。

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2006.06.29

終末のフール ~5編目 鋼鉄のウール 感想


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折り返し地点手後、、伊坂さんの「終末のフール」、5編目「鋼鉄のウール」の感想行きます。

キックボクシングの物語。
鋼鉄のキックボクサー苗場さん。
そして、苗場さんと同じジムに通うボク。

古い鋼鉄は新素材に勝てるのか。
鋼鉄苗場さんは、新素材富士岡との対戦を控え。

その折に、この隕石の騒動が起きて、戦いは流れてしまう。
父は引きこもりになり、母は無関心になり。
我慢できないボクは、初めての親への反抗とともに家を飛び出して。
向かった先は、人影のないジム。

そして、、、。

なかなかのスマッシュヒット的な、小粒でピリリ的なお話で。
憧れから、ライバルへと変わる瞬間というか。
親が自分より弱くなる瞬間というか。

また、そのうちに作品の読中記や感想なぞ。

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2006.06.28

終末のフール ~4編目 冬眠のガール 感想


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折り返し地点手前、、伊坂さんの「終末のフール」、4編目「冬眠のガール」の感想です。

読書家の父。
本が増えるのを困っていた母。
そして、増えなくなった書棚。
読み終えた娘。

そんなで出しで始まる物語。
「お父さんとお母さんを恨まない」
「お父さんの本を全部読む」
「死なない」
と、四年前に書いたわたしがやるべきこと。

そして、ひとつ増えた。
「恋人を見つける」

「ふわっ、とか、すぱっ、とか、しゅっ、とか、あなたって本当にそういう言葉がすきなのね」

家庭園芸の緑の中に、体をくの字に折って、横たわっている男の人。
「これも何かの縁ですね」っていうのよ。

繋がる物語は、ここいらでいろいろ結びついたりしています。
冬眠のガールは、恋人を見つけられたのかな。

文章や単語を繋ぎ合わせて、感想のごとく書き記したりする。
そんなこんなで。
また、そのうちに作品の読中記や感想なぞ。

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2006.06.26

終末のフール ~3編目 籠城のビール 感想


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そんでもって、伊坂さんの「終末のフール」、3編目「籠城のビール」の感想を。

物凄いタイトルですが、籠城します。
そして、ビールを飲もうとして、、、。

今回の主人公は、籠城事件の人質に取られた妹を持つ兄ふたり。
その妹は、その後のマスコミの執拗な取材で自殺をしてしまう。
そして、兄ふたりがそのマスコミの代表で、当時面白おかしくニュースを垂れ流していたキャスター宅に押し入り、今度は自分が籠城。

終末のこの時代に妹の敵を取るふたり。
そんな妹だけではなく、実は両親も。

救いの無い始まり方の割りに、救いがあった。
少々ハートフルな作品に仕上がっています。

ではまた、そのうちに作品の読中記や感想なぞ。

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2006.06.23

終末のフール ~2編目 太陽のシール 感想


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でわ、伊坂さんの「終末のフール」、2編目「太陽のシール」の感想を。

今回の主人公は、優柔不断で、決断力のない32歳の富士夫。
2つ年上の美咲さんとのやり取りが、物語を盛り立てます。

時代は、隕石落下予定の3年前、何となく荒れ果てた世の中も落ち着きつつ。
その、不思議な出逢いと、そして今回の妊娠騒動。

優柔不断な旦那も、決断をするっていうか。
決断しても、なるようになるっていうか。

この夫婦のやり取り、なかなか穏やかで、乙です。
バランスが取れているというか、うらやましいというか。

旦那が優柔不断なのがうらやましいわけではなく、そんな旦那を大きな心で盛り立てる、それでも頼りにしている妻の思いがけなげな感じでもあり、自然でもあり。
そして、旦那もそんな妻を優柔不断ながらに包み込んでいるというか、包み込まれているというか。
そう、バランスがいい。

そして、この作品集、仙台のヒルズタウンという所が舞台となっているのですが、その繋がり方が結構。
町全体があって、そこから切り出した物語が展開されている感じで。
いわば、町の全景から、あるポイントにズームアップして物語が始まる感じ。

終末の時代の中で、この夫婦のささやかな幸せに乾杯。( ^^)/ロ≧☆チン!≦ロ\(^^ )

ではまた、そのうちに作品の読中記や感想なぞ。

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2006.06.19

終末のフール ~1編目 終末のフール 感想


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「陽気なギャング~」の映画も公開された伊坂さん。
続編も出ているようでチェックです。

そして、終末のフール、1編目の表題作終末のフールの感想を。

8年後に隕石が地球に落ちるということが分り、それから5年。
少し落ち着きかけた世の中で、残りの人生が3年ということが分っている非常に終末的な状況での短編集。

最近の伊坂作品、死神や終末という、死を題材にしたものが多い気がして。

「嘘ですよ」という名文句を残し。
終末のフールということで、嘘があるんですよ。
あぁ、これ短すぎてあまりストーリーとかかけないかも。

終末を迎えた老夫婦。
息子が自殺、娘は「この家には二度と帰ってこない」と言い残して家を出て。

そんな中、お母さんの終末のフールです。
「嘘ですよ」とか「わたしは簡単には許さないですから」とか。

終末という状況をあまり現実のものとして理解が出来ない今日この頃ですが、いい感じのスタートかと。
ではまた、そのうちに作品の読中記や感想なぞ。

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2006.06.05

終末のフール


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あ、、、あの、、、実は劇団ひとりさんの「陰日向に咲く」は読み終わってるんです。
感想が遅れててすいません。<(_ _)>
おいおい書いていくので、また是非。

そして、伊坂幸太郎さんの「終末のフール」を読み始めてます。
この作品、隕石が地球に落ちるということが分り、残りの人生が3年ということが分っている非常に終末的な状況での短編集。
なんともまぁ、世紀末的なシチュエーションなんです。

作品は、、、、。
 1)終末のフール
 2)太陽のシール
 3)籠城のビール
 4)冬眠のガール
 5)鋼鉄のウール
 6)天体のヨール
 7)演劇のオール
 8)深海のポール

の全8編。

○○○○の○ールというタイトル。
伊坂さんも、こういうこだわりですか。

帯には、、、、。
「この命をあきらめない。
 生きる道のあるかぎり。」

生と死の狭間にゆれる物語。
世界の終わりと、人生の残り3年の物語。

ではまた、そのうちに作品の読中記や感想なぞ。

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