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市川拓司 「世界中が雨だったら」

2006.05.25

世界中が雨だったら 3編目「循環不安」感想


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あの2編のあとにこの1編が来ますか、、、。
市川さんの「世界中が雨だったら」3編目「循環不安」の感想です。

恐らく奥手で引っ込み思案な修。
そんな修が結婚相談所を仲介に理想の女性に出会う。
ここまでは普通だった。

家に帰った修を待っているのは、結婚相談所の女性で、前に紹介された女性が行方不明だという。
そして、行方不明の女性はどこに行ったのか。
結婚相談所の女性の運命は。
その運命の先にあるドライブ。
ドライブの最中に出会うさまざまな出来事、そしてたどり着く先に。

普通では考えも及ばないようなシチュエーションに、あってはならない出来事、進行、結末が待ち構える感じ。
いやはや、こんなのありですかね。

最初からどんよりとした空気で読み始めましたが、えぇ、まぁ、こんな市川さん嫌だ。
いつもの、ほわほわ、ぷくぷく、ふんわりの、あの市川作品がいい。
このブログ始まって以来の酷評と思っていただければ。

さあ、次の作品の読中記や感想なぞ。

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2006.05.23

世界中が雨だったら 2編目「世界中が雨だったら」感想


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この度の市川さんは、どうかしていると思う。
いや、どうかしているのが今までで、今回が本質とでもいうのだろうか。

市川さんの「世界中が雨だったら」2編目の表題作「世界中が雨だったら」の感想です。

幼い頃、夜眠るのが怖くて、それは次の朝が訪れなかったり、頼るべき人がいなくなっていたり、そういうことを恐れていることがあって。
そしてまた、夜眠るのがもったいなくって、それはその日一日をもっと楽しめたり、もっと長い間味わっていたかったりすることがあって。

今回の主人公は、そんな夜にとても惨い、そして酷い結論を求めて、そして震えながら夜を待つ。
そこにはいじめがあり、復讐があり、それでいて、愛すべき姉からの独立であったり旅立ち出会ったり、迷惑を掛けないという心であったり。

自分で仕掛けた時限爆弾が、爆発するときを近くで待つような恐怖。
その恐怖を、インターネットという媒体と、鉄パイプで作られた自作銃に託して。

この痛々しい少年が、こういう結論を自ら選んでしまうような子供が、もしかしたら一杯いるのかもしれないし、市川さんはその代弁者なのかもしれないし。

痛い悲しい、物語の先に、読者に考えさせる何かを、どんなことを市川さんは伝えたかったのだろう。
そこには、捻じ曲がった思いがあり、救いが、、、少しだけ用意されているような。
題名が、世界中の雨を例えるところがまた、悲しい。

そして、そのうちに読中記や感想なぞ。

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2006.05.16

世界中が雨だったら 1編目「琥珀の中に」感想


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おいおいそう来ますか。
今までのふわふわ感、言葉の柔らかさがナリを潜め。
そして、残酷な、悲惨な、切なく、悲しい。

こういう市川拓司さんが「もうひとりの僕です」ということなのですか?

17歳の、とても綺麗な少女。
それはそれは綺麗な少女。
その少女が突然太り始めて。
そして、何故か主人公である少年に近づいて。

それは恋というのか、愛というのか。
たぶん、どちらでもなく、若い頃の貪る様な性の衝動というか。

そんな関係が築かれつつあるなかで登場する琥珀。
琥珀っていうのは、そういういうことなんですか?

そこにあったのは、虐待か、倒錯した愛なのか。
いや、こんな市川作品は想像しませんでした。
そして、結構残念な感じ。
面白いとか、面白くないとか、そういう次元では言い表せない。
とにかく、痛い、痛い感じ。

あまり、進まない中で。
ではまた、そのうちに読中記や感想なぞ。

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2006.05.06

世界中が雨だったら


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天童さんの「包帯クラブ」が読み終わり、、、。
そして、市川拓司さんの「世界中が雨だったら」を読み始めました。

市川拓司さんといえば、「いま会いにゆきます」「恋愛写眞」などで有名ですね。

「恋愛写眞」は、元々2003年に広末涼子さん主演で映画化され、その内容に触発されて書いた「恋愛寫眞―もう一つの物語」という作品を、市川拓司さんが書いたそうです。(今まで誤解してたかも)
そして、「恋愛寫眞―もう一つの物語」もまた、映画化されるようで。

大塚愛が恋愛映画主題歌を歌う
大塚愛 映画タイトル変える
大塚愛が映画主題歌…「ただ、君を愛してる」

「世界中が雨だったら」は、3編の物語からなる中編集のようです。
 1)琥珀の中に
 2)世界中が雨だったら
 3)循環不安

帯には、、、。
 「ここにいるのは、もうひとりの僕です。」
 「ここにあるのは、僕の永遠のテーマです」
などとかかれており。
そして、、、。
 「市川拓司の新作は、震えがくるほど切なく、悲しく、やるせない。」
ということだそうです。

今までのふわふわとした、心優しくなる物語から、新たな境地へいってしまうのでしょうか。
ではまた、そのうちに読中記や感想なぞ。

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