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西加奈子 「さくら」

2005.08.14

さくら 感想


cover

それでは、西さんの感想です。


この物語は、主人公の薫君を中心に、そしてその飼い犬のさくらを中心に、家族というものをクローズアップした作品です。
なんとも言いがたいふわふわした雰囲気と文章で読み進めさせる西さんのストーリーテラーとしての腕前の光る秀作です。
もののたとえが素敵ですね。

この本を読み終わってまず思ったことは、人の人生に絶対はないのだということと、人生に挽回は聞くのだということ。

絶対はないというのは、詳しくは書きませんが、順風満帆な生活に訪れる悲劇というのでしょうか、取り返しのつかない出来事っていうものがあるっていうことで、普通に生活していく中では考えも及ばないこと、そんな出来事があるということ。
この物語でのこの悲劇というのは、起きた本人にとっても、周りの人間にとっても受け止めるべき事実であり、決して後戻りのできない時の流れであり。
やりきれないものです。

人生の挽回というのは、人生をドロップアウトして、信用や信頼を失ったとし、そこから立ち上がるためにはその事実を受容し、もう一度やり直すと思うことと、それを受け入れる周りの人間がいるのだということ。
この物語でのこの挽回は、家族に訪れた奇跡であり、もう一度やり直せるという希望であり。

平穏と悲劇と絶望と希望とを一気に味わうというのは、それがまた人生などと思ったりします。
考えさせられる作品です。

この物語の中の家族たちは、一人一人が非常に個性的であり、憎めないというか、味のあるというか、いい味出しているというか、人物像がいい感じに表現されており、そんな家族像こそが素敵な作品です。

「さくら」のホームページがあるようなので少し紹介。
「さくら」のホームページ

では、また次の作品の感想なぞ。

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2005.08.09

さくら 読中記2

なかなか読書が進まない今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
西さんのさくら、読中記その2行きます。

顔にぶちのある犬「さくら」と、「さくら」を迎え入れた家族の物語。
主人公の薫君を中心に、幼い頃からもてもてで常に人の輪の真ん中にいるヒーロー兄の一君と、美人で喧嘩っ早く粗忽な妹ミキの3人兄弟の物語が続いていくのですが、このふわふわした空気のまま残酷な物語へと変わっていきます。

世の中にはこういうことってあるのでしょうか?
この残酷な事件から、物語はふわふわしつつもぎこちなく進んでいきます。
何かが曲がって、捩れてしまったように。

「神様は、僕らに悪送球を投げてくる。」

そんな神様のいたずらに、笑顔の絶えない幸せ家族は一体どんな風になってしまうのでしょうか、、、。

では、物語の続きはまた。

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2005.07.31

さくら 読中記1

なんだか久々の更新になってしまいました。<(_ _)>
西さんの「さくら」読中記その1です。

この作品は、ふわふわとやさしい作品です。
主人公の「長谷川薫」君が、父からの手紙を貰い、実家に帰るところから物語りは始まります。
あぁ、薫君は男の子です。

タイトルの「さくら」は、薫君の実家で飼われている犬の名前で、さくらが薫君の家に来たときにさくらの花びらがハラリと落ちたところから、妹のミキが付けた名前のようです。

そして、物語は薫君の幼い頃からの物語へと変わっていきます。
この幼い頃からの物語が、なかなかふわふわと優しい感じで進行していきます。

では、物語の続きはまた。

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2005.07.19

さくら

村山さんの「おいしいコーヒーのいれ方Ⅸ」は読み終わりました。
感想は、またいずれ。

次は、西加奈子さんの「さくら」読み始めました。

この作品は、少し前からネットで買おうと狙っていたのですが、ずっと売り切れが続いていたんです。
売り切れが続くとどうしても欲しくなってしまうもの。
そうやって、粘って、ようやく手に入れました。

帯を見ると・・・

 「ただの感動じゃないらしい。」
 「この本はほんとうに人を幸せにしてしまう力を持っている。」
 「素晴らしい本でした。なんだろう。」
 「この本の感動はほかの本と決定的に何かが違う。」

絶賛の嵐です。

そうか、そういうわけでずっと売り切れなのか、、、。
いやはや読んでみましょう。

では、また作品の感想なぞ。

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