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市川拓司 「弘海 ~息子が海に還る朝」

2005.03.20

弘海 ~息子が海に還る朝


cover

でわ、市川さんの「弘海」、感想なぞ。

読み終わった感じ、いつものようにほんわかとして、幸せな気分になれる作品でした。
大きく、テーマは2つあったように思います。
1つは前にも書いた「親の子供への愛」で、もう1つは「子供の成長と旅立ち」

比較的、普遍的なテーマを2つ並べてくるところは憎い。

そして、この作品はファンタジックな物語です。
少しネタバレになって今いますが、タイトルにもなっている、弘海が海に還るという。
海に還るというのはものの例えとして、人は誰も得意な部分があり、この物語の弘海は水の中が得意分野であったということで。
水の世界を知ることで、弘海は見違えるほどの成長を遂げていく。

子供を育てるということは、親も成長する。
子供は、もっと早いスピードで成長する。
少し忘れていたんですが、成長するんですね、人は。
人の、成長の過程が全て物語なんだなぁと思いました。

今回少し残念だったのは、既に題名で内容の予想がつき、物語の最初で既に弘海はいなくなっており、過去を振り返る形で物語が進行していくこと。
もう少し、読む側のハラハラ感であったり、先の見えない、ある種ミステリーっぽいあっと驚く展開があってもよかったかと。
少し物足りなさを感じもしたりして。

そうはいっても、やさしい作品に仕上げられています。
市川作品好きにはお薦めです。

では、また次の作品の感想なぞ。

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2005.03.14

弘海 ~息子が海に還る朝 読中記2

それでは、読中記を。

今回のテーマは親の子供への愛というところでしょうか。
子供を持つ親の心の描写が、あのふわふわした名調子で書かれています。
物語は、過去の話、現在の話、そして弘海くんのお父さんであり、主人公の弘さんの、弘海くんへ向けた過去を振り返る物語とで成り立っています。

子供がいないので分らないところですが、この作品に描かれている子供への無償の愛情って言うのはこういうことなんだろう、、、っていうお手本のような愛情の捧げかたのような気がします。

弘さんの家族への愛情の一端を、文中から・・・

 『それでも、つい俯いてしまうときあある。
  そんなとき、きみの笑顔をみると、パパは「よし!」って思えるわけさ。
  「がんばろう!」って。
  きみが笑顔でいられるように、美和やママが楽しく暮らせるように、またがんばってみようって。』

では、またそのうち読中記か感想なぞ。

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2005.03.10

弘海 ~息子が海に還る朝 読中記

昼間暖かいくせに、夜になると寒い今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
では、市川拓司さんの「弘海 ~息子が海に還る朝」の読中期を。

市川さんの作品は、やはりそこかしこにやわらかな、こころ安らぐ表現が散りばめてあって好きです。
今回の作品は、出だしから既に息子の弘海くんはいなくなっていて、回顧的に物語が進行していきます。

弘海くんは、非常に病弱で、自信なさげで、周りから成長が一回り遅れているような男の子なのです。
そんな弘海くんの脇の下に、ある日引っかき傷のようなものが出来て、そして・・・

まだまだ先が見えませんが、丁度ある女の子との出会いがありました。
もしかして、弘海くんの恋物語に発展したりして。
まだ、途中なのでこんなこと言っていますが。

弘海くんのひととなりを、文中から・・・

 『弘海は不器用な子供だった。
  おそらくぼくに似てしまったのだろう。
  彼はまるで、この星の重力や言葉にどうしても慣れることができなくて、
  故郷の星に帰りたがっている小さな訪問者のようだった。』

では、またそのうち読中記か感想なぞ。

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2005.03.04

弘海 ~息子が海に還る朝

ようやく法月さんの「生首に聞いてみろ」読み終わりました。
いやぁ、そうきたかの結末、感想はまた今度。

そして、市川拓司さんの「弘海 ~息子が海に還る朝」を読み始めました。
もちろん、お気に入りの作家さんなのですが、最近精力的に作品を出されているようで。

少し前に買ってはいたのですが、ようやく読み始めます。

この作品、平凡な小学生・弘海の体に異変が起こり、水の中を好むようになるという話の展開のようで。
比較的、市川さんの作品は、現実離れしているというか、一種ファンタジックというか、何かしらの異変が起こるという作品が多くて。

サブタイトルを先に書かれてしまうと、水の中を好むようになり、そして海に還る日がくるのかと。
うぅ、結論を先に書かれて、どのように物語が進んでいくのやら、とか。

では、そのうち読中記か感想なぞ。

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