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石田衣良 「ブルータワー」

2004.10.28

ブルータワー 感想


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おっと、それでは「ブルータワー」の感想を。

この物語は、未来と現代を跨った、結構壮大なドラマでした。
最初の方こそ、謎が多くて結構読み進めませんでしたが、そこはさすが石田さん、かっちょよくまとめました。

【9.11のこと】
この物語の主題は、文中や後書きでも出てきますが「9.11」の世界貿易センタービルのテロのようです。
物語では、高さ2kmもある巨大な青い塔が崩壊することはありませんでしたが、階層ごとの貧富の差やバイオテロ、そして、塔の開放を求める戦争、さまざまな繋がりで、現代の延長線上の醜い争いが繰り広げられます。
戦争やテロという行為は、その時点で人を人として考えられず、ただ敵や見方というだけで命を粗末に失っていくもので、そんな悲しい光景が繰り広げられる中、石田さんの戦争やテロに対する思いが表現されています。
何千、何万という命が、一瞬の間に失われる、、、なんだそれ?、、、もうやめようよって。
そのとおり。

【命の繋がりについて】
過去と未来を行ったり来たりする主人公のもとで、過去と未来の命の繋がり、先祖とか祖先とか、そういうものが描かれています。
死ぬということは、自分はこの世からいなくなるということですが、命の繋がりの中でまた、自分の分身である子孫が次の担い手として新しい世界を作っていく、もしくは次の担い手に次の世界を託す。
輪廻転生なんていうことを完全に信じている訳ではありませんが、ひとつの希望としてそうあって欲しいなと。

【過ちについて】
人は多くの過ちを犯し、そして同じ過ちを繰り返していくものだと。
ただ、過ちがあったときに、やり直したり、考えたり、償ったり、過ちを犯さないように、気づいて、そして救いが生まれるということ。
綺麗事ばかりではないこのよのなかで、そんな救いが多くの場面で生まれるといいな。

この作品は、重いテーマをかっちょよく書ききった、石田さんのSF大作なんです。
新境地開拓というか、逆にこういう作品が似合っている気がしました。

では、また別の作品の感想なぞ。

2004.10.25

ブルータワー 読中記 その3

ようやく、結末が見えてきました。
少し長目だったけど、読み終わりそうです。

で、読中記を。

たぶん、全然観点が違うんだろうけど、この作品を読みながら「のび太の宇宙開拓史」という古いドラえもんの作品を思い出しました。

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この「のび太の宇宙開拓史」のあらすじは、、、

のび太の部屋が宇宙船とつながった!のび太とドラえもんは宇宙船に乗っていたコーヤコーヤ星の少年、ロップルと宇宙生物チャミーに出会い、友だちに。しかし、星の乗っとりをたくらむガルタイト鉱業から嫌がらせを受ける。腹を立てた二人はコーヤコーヤ星の重力が地球にくらべて小さいことを利用し、反撃を開始する!

という感じです。

ようは、未来の世界と現実の世界が繋がり、未来の世界で主人公が活躍するという、、、微妙に似てるというか、なんというか。
まぁ、思い出してしまったんだからしょうがない。

で、段々と盛り上がってます。
青の塔では、戦争が始まりました。
あっ、これから読む人もいると思うので、詳しく書くのは避けますが。
結構、壮大なドラマになってきてます。

では、もうすぐ感想なぞ。

2004.10.20

ブルータワー 読中記 その2

いやぁ、読むのがなかなか進まない。
ようやく、9分の4くらい読み終わりました。
素直に半分くらいとはいいません。

あっ、つまらないとかそういうことではなくて、ただ時間が無いのです。

で、読中記をこの辺で。

主人公が未来の世界と現実の世界を行ったりきたりしだして、そしてだんだん繋がってきたりしてます。
未来を一回滅亡の淵に追いやった「黄魔」というインフルエンザの発展系のウィルスが、実は現実の世界で誕生しようとしています。
そして、未来では主人公が古くから吟遊詩人に唄い継がれた、「青い棟の嘘つき王子」となり、伝説を作ろうとしているようです。

今のところ、展開的には繋がり始めた過去と未来で、現実では余命1~2ヶ月の脳腫瘍を患った主人公が、未来で世界を救うために活躍するお膳立てが進行中といったところ。

あ、、、少しネタバレすぎですかね。<(_ _)>
というか、まだ半分にもいっていないので、展開が楽しみになってきたといったところです。

ではまた、次の読中記で。

2004.10.14

ブルータワー 読中記

少し間が空きましたが、ブルータワーの読中記行きます。

前に、のっけから余命1~2ヶ月の脳腫瘍を患った主人公が、新宿にある56階建ての超高層マンション「ホワイトタワー」で車椅子で佇むところから物語が始るということを書きましたが、突然2212年のブルータワーに話が飛びます。

この物語、どうやらSFものらしい。
それも、9.11の世界貿易センタービルに対するテロがモチーフになっているようです。
未来の世界と、現実の世界が微妙にダブっていて、現実世界の問題が別な形で降りかかってくる。
一旦滅亡した世界、貧富の差、バイオテロ、そして青い棟。

一昔前の未来物語というより、現代の延長線上の近未来物語といった感じでしょうか。

では、また読中記を何回か。

2004.10.09

ブルータワー

石田衣良さんの「ブルータワー」読み始めました。

石田さんの作品は、最近短編、中編が多かったのですが、待ってました、長編。
やっぱ、石田さんのは長編が面白いので。
「池袋ウェストゲートパーク」の短中編は結構好きですが、直木賞受賞以降の短中編は、少し流した感じで作っている気がして。

今回の作品は、のっけから余命1~2ヶ月の脳腫瘍を患った主人公が、新宿にある56階建ての超高層マンション「ホワイトタワー」で車椅子で佇むところから物語が始まります。

まだ表題のブルータワーは出てきませんが、出だし引き込まれ気味の感じです。

では、じっくりと読中記を次回。

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