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白石一文 「不自由な心」

2004.07.03

不自由な心 5編目~不自由な心


cover

この中編小説も、最後の話となりました。
ではでは感想なぞ。

これまでの5編の中で、一番難解だったかも。

妹が旦那の浮気を発見し、離婚するかもしれないと報告をしてきた。
そんな兄の物語。
妹の旦那は、兄が紹介した会社の後輩の男。
実は、兄も浮気性なのだが、過去の諍いで妻は交通事故を起こして寝たきり状態。

社会の体裁を気にして我慢をする生き方、周りの目など構わないので好きなように生きる生き方。
そんな、相対する生き方が流れていきます。

やはりこの物語も、根底には人の生き方があり、愛すること、裏切ることが書かれています。
妻のことに触れては、生きること、生きながらに死ぬこと、死を選ぶこと、死にたくないのに死んでしまうことが。

どうだろう。
やっぱ、思うが侭生きるのがいいのかなぁ、、、
我慢なぞする意味がないのかなぁ、、、
などと考えつつ、小説みたいに犠牲を払ってまで成就させるような愛など、身の回りには転がっていないぞ、、などと思ったり。

世の中、そんなに甘くねぇよ、とか。
甘えてんのは俺かな、とか。

結局結論はでないのだけれど、一石を投じられたというか。

2004.06.29

不自由な心 4編目~水の年輪

実は、既に全部読み終わりました。
ここでは、4編目の感想なぞ。

やはり、この物語は不倫が多い。
今回の主人公は、水を売るサラリーマン。
ミネラルウォーターは、良く売れるらしい。
ここ3年、1年目は食中毒で、2年目は競合他社の失敗で、3年目の今年は水不足で。
とは言っても、物語の話だが、

順風満帆に見える主人公に癌という病魔が襲い。
ここで、主人公は会社を辞め、病院にもいかず、家族に別れを告げて旅に出る。

生死に関わる状況で、主人公は比較的淡々と旅をする。
いや、淡々とではないが、医者が行ったあと半年の命という、半年後を目指して。

自分が死ぬという、今の自分では非現実な出来事。
最後に会いたいのは誰なんだろう。

なんか、この小説集は重いです。
いや、いろいろ考えさせられるんだけど。
でも、なんか読み進めてしまう。

最後の表題作「不自由な心」の感想はまた。
っていうか、感想でもなくなってきてるか。(^^;
中編小説は、ちと忙しいです。

2004.06.27

不自由な心 3編目~夢の空

3編目まできました。
では、感想なぞ。

いったいなんなんだろう、この作品は、、、
こんなことってあるのだろうか、、、

この話もやはり40台くらいのサラリーマンの話。
結婚して子供もいるが、ひょんなことから同期入社の女性と不倫が始まる。
この不倫が、ほんとうの愛を見つけたような不倫であり、妻のもとをさる決意までしたところで、息子が心臓の手術をすることになり断念するが、お互いに後悔の念を持っている。
でも、どんなに愛し合っていても一緒になれない恋もあるって。

そんな二人が九州で飲み、主人公は翌朝飛行機で東京に帰ろうとするが、、、

うまいのぉ、白石さんは。
っていうかずるい。
こんなストーリー展開。

で、どんなに愛し合っていても一緒になれない恋があるのか、愛し合ってさえいたらどんな犠牲を払おうとも一緒になるべきなのか。
何が幸せなんだろう・・・
この話も、考えさせられます。
やはり、1度きりの人生の中で、枝分かれしていくその先に待っているものは、枝を選んだ後でないと分らない。
そんな、当たり前のこと。
ただ、どちらを選ぶんだということ。

次は「水の年輪」です。
また、感想なぞ。

不自由な心 2編目~卵の夢

2編目の感想なぞ。

この作品は、不況に襲われ、リストラの波が押し寄せる事務機器会社に勤める40台のサラリーマンの話。
まだ十分に使えるような新品在庫を捨てて、新しい製品をどんどん世に送り出すという、飽食の現代社会の一般的な会社に勤めているが、仕事自体に疑問を持ち続けつつ、会社に貢献しているという自負の元、まじめに仕事を勤める。
そんな主人公の元を、
「長いあいだお世話になりました。もう帰りません。」と書置きをして去っていく妻。
末期の癌に侵された父親。
そのとき主人公は。

人生には転機というものがあると思う。
良い方向に転ぶこともあれば、悪い方向に転ぶこともある。

やはり、俺も仕事では会社に貢献しているという自負がある。
明日、「あなたはいらない」と言われたらどうするだろう。
会社にとって見れば、自分は歯車のひとつ。
やっぱ、そうだと思う。
仕事中心に生きていく、、、そういう人生もあるし。
家庭を大事にする、、、そういう人生もあるだろう。

一体何のために働くのか。
そんなことを考えさせられました。

次は3編目「夢の空」。
また感想なぞ。

2004.06.25

不自由な心 読中記

2編目の「卵の夢」を読み終えて、3編目の「夢の空」読み始めました。
2編目の感想はまた書くとして、不自由な心作品集について。

この作品集は、結構不倫のシチュエーションが多い。
で、何かテーマになるようなものといえば、、、
 ・人生は1度きりなんだぞ
 ・好きなように生きようよ
 ・後悔しても始まらないぞ
ってなことを語っているような気がします。

あとがきを先読みしてしまったんだけど、こんなことが書いてありました。

「小説の役割というのは、誰もが生きていくうえで何が大切なのか、どうすれば真剣に生きられるのかを模索するように、小説の中で、人間が生きることの大切さを人一倍強く鋭く突き詰めていくことなのではないか」

勝手な解釈をすると、真剣に生きる、生きることの大切さを突き詰めるっていうのは、上に書いたテーマに対して、やっぱ正直に生きていく、うそ偽りの無い生き方を突き進んでいく、ということなんではないかと。

今まで読んだ白石さんの作品についてもそうなんだけど、「そんな生き方でいいのか?」ということが、結構問われているようで、なかなか考えさせられるっていうか、そんなに真っ直ぐに生きていくっていう生き方っていうのはどんなんだろうっていうか。

世の中奇麗事だけではないけど、白石さんは、そんなことを言いたいのかななど。

また、他の作品の感想なぞ。

2004.06.24

不自由な心 1編目~天気雨

不自由な心、1編目の「天気雨」の感想なぞ。

このシリーズは、人間味のある小さなアクシデントを表現する作品集なんだと感じました。
天気雨は、不倫をしている40台サラリーマンの話。
不倫相手が、自分と不倫をする前に不倫をしていた相手と結婚するという噂を聞きつけ、その男と対決、っていったら大げさだけど、一戦交える話です。
そう書くと、実際の話とはなんだか違うような気もする。

「不倫は文化だ」などと仰っていた芸能人もいましたが、不倫をするという感覚が俺には良く分らない。
っていうか、独身なので。
不倫で、不倫相手の女性を幸せにすることができるのか、、、うむ。

中編の短かめの物語ですが、そこはやはり白石さん。
ショートエピソードをうまく料理しているようで。

次は「卵の夢」という話です。
では、そのうち感想なぞ。

2004.06.21

不自由な心

白石一文さんの中編小説集です。
デビュー2作目だそうです。
読み始めました。

白石さんは、既に何冊か読みましたが、結構好きな作家さんです。
結構奥が深くて、考えさせられる・・・・そんな印象です。

また、そのうち感想なぞ。

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