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2007.07.15

どれくらいの愛情 感想2とまとめ



引き続き、白石さんの「どれくらいの愛情」の感想行ってみます。

最後の2編、行きますよ。
3.ダーウィンの法則
4.どれくらいの愛情

【ダーウィンの法則】

人間にとって、何よりも大事なのはスキンシップである、、、そういった彼。
愛情があるから肌を合せるんじゃなくて、肌を合せるために愛情という接着剤が必要なんだって。

その昔、父が不倫をしていたのを不潔と感じで、その不倫相手に乗り込んだりした。
そんな自分が、不倫をしていたりする。
そういう時代の流れがあって。

ダーウィンというのは、お店の名前であり、その法則自体の話をしていて。

そして気づく本質。
愛情深く生きること。

輪廻や人の繋がり、人として愛を求める裏側を描いたような。
短いながらも白石作品だなって思える感じで。

キャナルシティや博多警察など、よく行く場所が出てくるのが嬉しい。

【どれくらいの愛情】

この作品は、白石さんが始めて、登場人物に博多弁を喋らした作品とか。
こういう言葉が飛び交う博多は、いいところです。

「博多ぜんざい・ナカムラ」の社長。
業績を急拡大させる社長の物語。

始まりは女性との別れ。
その別れには、いろいろな背景、曰くつきの事情があり。
その女性とは、別れて百回も道端であっていて。

別れた理由は、段々判明する、先見の明があるという人の言葉が元になっていて。
その言葉には、いろいろな力があり、その力は、話を追うごとに大きくなり。

そう、「どれくらいの愛情?」ってことですよ。
その愛情を推し量ったり、確かめたりする部分があり。

この作品こそ、運命を感じる。

生きているということは、無事に過ごしているということは、ただそれだけですばらしいことであり。
不平や不満、いろいろなことが上手くいかないことへの憤りや、じれったさということもあるんだけど。
でも、ただ行き続けるということが、いろいろな運命の繋がりであり。

確かに、いろいろな試練があって、それを乗り越えて。
そういう試練があって、乗り越えたり乗り越えられなかったりということも、まずはただ、何もなく行き続けるという、本当に当たり前のことが裏であって初めてできることで。

そして軽いまとめを。
白石作品というのは、いつも考えさせられるのだけれども。
そう、いつもいいタイミングで、あぁ、そうなんだってことを教えてくれる。
今だって、決して順風満帆ではない今日この頃で、その中でも、また頑張ってみるかっていう。
そういう気持ちにさせてくれます。

運命って言葉は、軽はずみに使うものではないし、運命というからには多くの裏づけがあって、いいことだけでも、悪いことだけでもない、摂理のような、決まっていることのようなことであって。
その運命が、なんか自分を後押しいてくれているような気にさせてくれる作品です。

すばらしい。
結構短めで読みやすいので。
是非ご一読あれ。

また、別の作品の感想とか。

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白石一文 「どれくらいの愛情」」カテゴリの記事

コメント

人気ブログランキングから来ました。
また拝見します。

映画や読書、お疲れ様です。

人気ブログランキングから来ました。

『どれくらいの愛情』
表紙がきれいですね。
最近は、読んでいる本の冊数が、
めっきり減りました。

では。

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